まだプレゼンに慣れない頃、プレゼン中にふと手のやり場に困ることがありました。
あれ、手ってどこに置いてるもんだっけ…と急に手の存在感を感じて
ブラブラさせておいたもんか前で手を組んだもんかと
どうでもいいことに気が行って集中力が途絶えてしまったものです。

左手に起きた異常事態

どうしてそんなことを思い出したかったいうと
いつもマイクを使って話す会場でマイクの不具合があり、マイク無しで話したんです。
地声が大きいし、会場もさほど大きくなかったのでマイク無しでも特に支障なし。

でも私の左手には支障があったんです。
いつもマイクを握っているハズの左手にマイクがない。
左手が行き場を無くしていることにふと気付いてしまったんです。

そして、そういえば、駆け出しの頃にもこんなことあったなぁー…なんて思い出したわけです。

手はおヘソの辺りで組むべき?

「おヘソの辺りで手を組むのがプレゼンの基本のポーズ」
という人もいますが私はそうは思いません。

普段そんなお行儀のいいポーズしていないのに、プレゼンの時だけそんなポーズをすると
心理的に「今日はお行儀よくしないとダメ」と
いつのまにかプレッシャーがかかり緊張して思い通りにプレゼンできないから。

緊張をほぐす工夫はいくらでもすべきですが、自分を緊張させるようなことは当然避けるべき。

もちろん、最初と最後くらいはお行儀よくして挨拶をしますが
プレゼン中ずっとというのはオススメできません。
(普段からお行儀よく手を組んでいるという方は別ですよ!!)

じゃ、どうすんの?

ズバリ、手にミッションをあげましょう。
身振り手振りをするなんて上級なミッションではなく、
もっと簡単なこと、例えば小道具を持たせてあげてください。

実際に使うかは別として、資料や指示棒など何でもOKです。
面白いもので、何かを持つと自然に「持つ」という役割を果たしてくれるので
ヒマを持て余して行き場を無くすということがなくなります。
この小道具は、両手で持っても片手で持ってもいいと思います。

とはいえ、手は勝手に小道具を持っていますので意識しなくても大丈夫。

私の手のミッション

私の場合、いつも左手にはマイクを持つというミッションがあったわけです。
ところが突然マイクがなくなり、ヒマになった左手が文字通り手持ち無沙汰になっていたので
見るわけではないけれど資料を持ってみました。

あら不思議。左手は落ち着きました。
というより、左手に意識がいかなくなり内容に集中できるようになりました。

ちなみに右手はスライドを指したりの身振り手振りでいつも通り大忙し。
左手は、普段から小道具係に徹していたので、急に右手と一緒に身振り手振りしろと言っても
利き手じゃないしそんな器用に役割変更はできなかったみたいです。

プレゼン上級者はT3ルーチンを

プレゼンに慣れていない方ほど、プレゼン中には脳みそも口もフル回転なのに
ふと手がヒマで違和感から集中力が途絶えてしまいます。
そう、プレゼンの邪魔をする暇なヤツは手のこと。

なので、あらかじめ手にも「何かを持つ」という簡単なミッションをあげて
ヒマにならないようにしておきましょう。

でも本当は手にも「聞き手にプレゼン内容を伝える」ための大切なミッションがあります。
そのミッション、“T3ルーチン”については、いずれまたお伝えさせてくださいね。

Kokubu