プレゼンの際にどうやって聞き手の気持ちをつかむか、という答が「聞き手の意識をコントロールすること」です。といって、洗脳のようなアヤシイ話ではありません。ある意味単純といえば単純ですが、「聞き手に考えてもらうべきところを考えてもらう」、「逆に余計なことには注意を払わないようにしてもらう」ということです。

ただ、「単純」といっても、驚くほど多くの人がプレゼンのこのポイントに気付いていません。一番大事な聞き手のことを考えず、「何を言おう、どう言おう」という「自分中心のプレゼンテーション」では、結果を出せるはずもありません。

実はここに、プレゼンの基本三動作の意味があり、これらはすべて聞き手の意識のコントロールするための方法論なのです。たとえば、T3ルーチン。Touch(タッチ)でスクリーンを指し示すことでアイコントロールを聞かせ、Turn(ターン)でアイコンタクト、その後話し始めれば、聞き手はこちらの言うことに注意を傾けてくれるのは当然です。

同様に、メリハリの4原則も、メリハリそのものが目的と言うよりもそれによって大事なところを印象づけるのが本当の使い方です。たとえば、大事なところは大きな声で、というのはよくありますが、意外と「大事なところはワザと小さな声で」というのも意外と効くものです。

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