セミナー講師ならば、「参加者を感動させるようなセミナーを届けたい」と思うこともあるでしょう。

そんなときに役立つのがこちら。

平野 秀典著、儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる

「感動プロデューサー」の著者が、「感動は設計できる」との論を述べています。

ただ、「設計」って言っても、その根本にあるのは、相手のことを徹底的に考えて伝える努力をしよう、ということ。決してテクニック論だけではありません。

下記、ポイントを。

●コンセプト
-演劇型マーケティング
戦略→脚本
戦術→演出
戦闘→表現力

-ドラマとは、
AだったものがBになる
序破急 (熟練したドライバーは目的地までを3つの目印で教える)
守破離 (とくに観察が大事)

●テクニック
-セルフキャスティング
自分の中で一番良い部分を引き出す

-セミナーのポイント
間をとるだけで、インタラクティブ感が出る
部屋を暖めるには、こちらからオープンになること
二人称で話す
驚きを演出するためには、「次を演じるな」

-書き物の要点は、カンカラコモデケア
感動、カラフル、今日性、物語性、データ、決意、明るさ

●具体例
-パッヘルベルのカノン

-スピルバーグ
ラストシーンから書く
アメリカの俳優養成所「アクターズスタディオ」の演出家志望の学生が質問した。
「社会に対する芸術家の責任は?」

「何よりもまず、自分のことを良く知り、作品に自分らしさを出すこと。人まねをしちゃだめだ」

「あこがれの人になろうとしてもダメだ。私もヒッチコックやフォードになりたかった。作品を通して自分を見せるのが恥ずかしくて。恐れず、自分を出すべきだ。」

-つかこうへい
小さな役でも必ず1箇所は見せ場をつくってやる

●参考文献
-世阿弥、花伝書
三つの目
我見
離見(客観的視点)
=セールスの主語をお客様に
離見の離 (観客が見ている自分の姿を見る目、第3の視点)
=お客様が買うためのお手伝い

秘すれば花

-エミール・クーエ (医師)
意志と想像力が争えば必ず想像力が勝つ
意志と想像力が一致すればその力は足し算でなくかけ算である
想像力は誘導が可能である


画像はアマゾンさんからお借りしました。

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