講師という仕事を煎じ詰めれば、

「前提条件が違う相手に自分の言いたいことを理解してもらう (そのうえで、できれば行動してもらう)」

ことです。

この「前提条件が違う」というところがポイントで、講師の方で言いたいように言っても相手に伝わるわけもありません。むしろ、相手の状況・マインドセット・コミュニケーションスタイルを想像しながら「伝わる」話し方をする必要があるわけですが、その際に参考になるのがこちら。

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

中身は、朝日新聞の読者悩み相談コーナー「悩みのるつぼ」にどのように回答したか、その内幕を回答者の視点から説明したもの。

ご自身でも経験があるかと思いますが、真剣に悩んでいることって、なかなか言葉に出せないですよね。と言うことは、回答者は相手の言葉の裏側にあるニーズや想いを読みとって、「伝わる」ように答える必要があり、ここに講師との共通点があります。

事実、悩みに答える思考ツール10には、標準ビジネスファシリテーターモデルと共通するものが多々あります。

講師になりたい人はもちろん、講師コミュニケーションをマスターして普段のビジネスでも効率を良くしたい方はぜひ手に取ってみてください。

●悩みに答える思考ツール10
1. 分析
2. 仕分け
3. 潜行
4. アナロジー
5. メーター
6. ピラミッド
7. 四分類
8. 三価値
9. 思考フレームの拡大
10. 共感と立場

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