「ファシリテーション」という言葉自体外来語なわけですから、外国人を交えてのファシリテーションというのも外資系を中心に当たり前に行われます。もしも、自分がそんな場をファシリテーターとして仕切らなければならない、と言う時にチェックしておきたいのがこちら。

太田 信之著、外資系コンサルが実践している 英語ファシリテーションの技術

著者は、GEや外資系今ルタント会社などを渡り歩いたビジネスの猛者。そのワザを余すところなく披露してくれています。

とくに、英語に関しては本書の説明は丁寧で、文法どおりの主語・述語・目的語があるセンテンスとともに、簡単な言い回しも紹介してくれています。たとえば、「このポイントについて意見のある方はお願いします」というのは、

 ・フルセンテンス: Anyone who wants to say something about this topic?
 ・シンプルな言い方:All agree on this topic?

となります。議論が白熱してきた時など、シンプルな言い回しを使いたい場合もあるでしょうから、両方友を知っておくと便利ですね。

以下、ポイントです。

●ファシリテーターの役割
-焦点を当てる(focus)
-構造化する(structure)
-ガイドする(guide)
-サポートする(support)

●ファシリテーションの6つのステップ
1.準備する(prepare)
2.開始する(open)
3.発展させる(develop)
4.結論を出す(agree)
5.次につなげる(commit to actions)
6.フォローする(follow through)

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