Zoomの連携サービスを紹介します。第25回はZoomとSococo (ソココ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

リモートワークで失われた「おしゃべり」

コロナウィルスの影響でリモートワークをしている人も多いでしょう。実際、日本を代表する大企業、日立製作所はテレワークを標準的な働き方と位置付ける人事施策に大きく舵を切るそうです。どちらかというと保守的なイメージがある同社ですらそうなのですから、これからますますリモートワークは普及していくのでしょう…というか、むしろ二極分化ですね。リモートワークに対応できる会社と対応できない会社に分かれていくのがポストコロナのビジネスの姿の気がします。

そのリモートワーク、実際に始めてみると、「けっこういいじゃん」と思う人も少なくありません。通勤のストレスが減ったのは当然として、意志決定のスピードが上がった、余計な仕事が減ったなど、メリットも多いものです。

とはいえ、失われたものものあって、その典型がオフィス内での「おしゃべり」。たわいもない話によってチームビルディングにつながるというのもあれば、「お客さんからこんな要望があって…」のようにビジネスにダイレクトにつながる情報交換もあります。これがなくなるのは、目に見えないけれど実は「痛い」ことではないでしょうか。

ここに、Sococoの意義があります。

リモートでも「一緒に仕事」ができるSococo

Sococoは、

オフィスでも在宅勤務でも『一緒に仕事』ができるコミュニケーションツール

とのことですが、論より証拠、まずは同社のサービスを紹介したページを見てみて下さい(日本語です)。オフィスの見取り図の中で、「誰と誰がコミュニケーションをしているのか」が直感的に分かります。

これならば、「お、この会議、ちょっと参加して話を聞いてみよう」、「そうか、彼女は今オフラインか(オンラインでコミュニケーションをとれない状態)。じゃあ、メールを送って後で読んでもらおう」、など、オフィスにいるときの「おしゃべり」に近い感覚でコミュニケーションをとることができます。

ちなみに、「「在宅勤務」を要する不測の事態、どう乗り越えるのか。」と題された記事を読むと日立製作所でもSococoを使っているようです。

Zoomの持つ手軽さを活かせるしくみ

では、SococoとZoomの連携を見てみましょう。

Enable Sococo’s online distributed teams to use Zoom for easy and reliable collaboration

Sococoのオンライン環境で、Zoomを使って簡単にコラボレーションをとることができる

となります。

ただ、これも動画を見た方が分かりやすいので、ここまでの話にピンと来た方は、ぜひこちらの動画をご覧下さい。

見てもらえれば分かりますが、Zoomの持つ「気軽さ」がいい形で発揮されています。

この気軽さというのは、たとえば「ミーティングIDさえ知っていれば、誰もが簡単にミーティングに参加できる」というものです。最近の状況では、これがセキュリティの低さにつながり、Zoom Bomging、つまり部外者による「乱入」を招くと批判の対象になりました。

でも、善意で解釈すれば、このようなZoomの特性は、オフィス内の「おしゃべり」に適していることが分かります。たまたま顔を合わせた他部署の人と会話をする、会議室が隣の人とたわいもない会話をする…このような「目に見えないけれど、会社の屋台骨を強くする」活動がリモートワークでも実現できれば、そうとう便利です。

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