Zoomの連携サービスを紹介します。第80回はZoomとWoopra (ウープラ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

お客様の動線を設計するカスタマージャーニーマップ

「カスタマージャーニーマップ」という言葉をご存じでしょうか?これはマーケティングのひとつの手法で、自社のウェブサイトを訪れたお客様の行動を明らかにしよう、というコンセプトに基づくものです。お客様が自社のウェブサイトの中を移動する様子を「旅」に例えているのでこのネーミングになっています。つまり、最初にこのページを訪れた人には、このリンクからこっちのページに移動してもらって、最終的にはお問合せをしていただく、というような動線を設計することになります。

これによって、問合せの件数が増し、それが商談につながれば最終的に自社の売り上げアップにつながるという発想です。逆に、このカスタマージャーニーマップがしっかりと設計されていないと、せっかくたくさんの人が来てくれても「直帰」、つまり1ページだけ見ただけでサイトから去ってしまい、もったいないことになってしまいます。

たた、カスタマージャーニーマップはともすると提供側(企業側)の視点になりがち。お客さんの動線を設計したけれど、実際のところはその通りに動いてくれているのだろうか?そんな疑問を解決するのがWoopraの存在意義です。

カスタマージャーニーマップを可視化するアクセス解析ソフトWoopra

カスタマージャーニーマップを検証するためにお客様の行動を測定するというのは、一般的には「アクセス解析」と呼ばれるマーケティング手法です。このためのツールで一番有名なものはgoogle社が提供するanalytics (アナリティクス)。チョー高機能なソフトが無料で使えますから、「ど定番」と言ってもいいくらい浸透しています。

ただ、analyticsはどちらかというとウェブサイト訪問者を「傾向」として把握しがち。「このページの平均閲覧時間は○分」、「このページの離脱率は○%」など、データで示すことになります。もちろんこれはこれで重要ですが、「一人一人のユーザーの行動を見たい」というニーズには必ずしも適していません。ここに、Woopraの必要性があるのです。

これをよく表すのが、Woopraのホームページに掲載されているWoopraユーザーの言葉です。

The biggest problem was that we didn’t know what our customers were doing. Woopra made information immediately available for us to find answers to specific questions, map out the customer journey and acts as the baseline for our customer data.

(ウェブサイトを訪問した)お客様が何をしているか分かっていなかったというのは大問題だったんです。でも、Woopraのおかげで、情報がすぐに手に入るようになりました。カスタマージャーニーを見える化してくれ、私たちの疑問の解決につながります。これは、顧客データのもっとも基礎となるものです。

Zoomウェビナー参加も重要なカスタマージャーニーマップの一部

では、ZoomとWoopraの連携を見てみましょう。

Installing this integration will allow you to track Zoom events into your Woopra instance, including meeting attendance and webinar attendance (when email addresses are provided). 

Zoomとの連携をインストールすることで、Zoom上での顧客とのコンタクトをWoopraの測定に含めることができます。Zoomミーティングやウェビナーへの参加状況も一目瞭然です(メールアドレスが分かっているときに限ります)

確かに今の時代、Zoomでのウェビナーに申し込む、実際に参加する、参加後にフォローアップのオファーを受け取るなども重要なカスタマージャーニーマップの一部です。これをWoopraで一元管理できるというのは、より効率的なマーケティングにつながるのでしょう。

ScreenClip

 

Scott Smith, VP Sal

 

 

てから、次はこっちのページに…最終的にはこのページで離脱してしまった、というのが見えるわけです。

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