全体のバックボーンとして「ヒーローの旅」を念頭において、ストーリーで語るプレゼンテーションを提唱しているわけですが、この分野は日本語の良書もあるわけで、とくに本書を参照する必要性はあまり感じません。スターウォーズのたとえ話も古いと言えば古いし。

日本語の良書は、たとえば、大塚 英志著、物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスンや平野 日出木著、「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法が参考になるのではないかと。

どうも、プレゼンテーションという分野では、欧米とのカルチャーの違いがあるせいか、日本人が書いたものの方が良書(というか、ピッタリ合う本)が多い気がします。

ジーン・ゼラズニー、マッキンゼー流図解の技術ワークブック は例外的に日本人にもマッチしますが、これはどちらかというと技術(テクニック)よりの話だからでしょうか。

【コンテンツ面でのポイント】

●聴衆こそがヒーロー
プレゼンテーションでは「私のことを聴いて欲しい」といった傲慢な態度で弾正にあがるのではなく、「これはみなさんに関するお話です」という謙虚な姿勢で臨みましょう

●テンプレートを使ったストーリー構成
第1幕 ストーリーを立てる登場人物を紹介し、ヒーローとその他の関係を設定し、ヒーローの満たされない欲求を明確にする。こうしてプロットが定まる

第2幕 葛藤に直面し、ドラマチックなアクションが展開される。主人公は欲求の達成を阻む障害に直面する

第3幕 ストーリーが解決を見る。ただしエンディングではなく、空くまでも問題の解決。主人公ははたして成功するのか、失敗するのか

●行動への誘い
実行者 行動を扇動する
供給者 リソースを手に入れる
影響者 人々の認識を変える
革新者 アイデアを生み出す

●TEDトーク ケーススタディ
ベンジャミン・ザンダー http://www.ted.com/talks/lang/ja/benjamin_zander_on_music_and_passion.html
ハンス・ロリング http://www.ted.com/talks/lang/ja/hans_rosling_shows_the_best_stats_you_ve_ever_seen.html

●アリストテレス
人を説得するには倫理的アピール(エトス)、情緒的アピール(パトス)、論理的アピール(ロゴス)という三つのタイプの論理が必要である

●サウンドバイトをくり返す

前ページ
富士通エフ・オー・エム株式会社著、よくわかる自信がつくプレゼンテーション―引きつけて離さないテクニックを読む
次ページ
大塚 英志著、物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスンを読む
 
  プレゼンセミナーのページに戻る