ファシリテーションを使って会議を効率的にやりたいとは誰しも思うもの。

そんなときに参考になるのがこちら。

マイケル・ドイル、デイヴィッド・ストラウス著、会議が絶対うまくいく法

評価は

★★★★☆ (購入して読む価値あり)(評価の基準はこちら)

「インタラクション・メソッド」と名付けた会議運営の方法を説いていて、とくに、ファシリテーションの初心者向けにはよいと思います。逆に言うと、ある程度の経験者であれば、「それ知ってるよ」というのが多くて学びは少ないかも。

ちなみに、書名に「絶対」とついていてうさんくさいですが、現著者はその意図は全くなし。ちゃんと、「何でも解決する万能薬ではない」と言っていて誠実な姿勢です。

以下、ポイントを。

●会議を成功させる5つの原則
1. 一つの議題にみんなが集中していること
2. 一つの議事運営方法にみんなが同意していること
3. 誰かが責任を持って、オープンでバランスの取れた発言が交換できるように努力していること
4. 誰かが個人攻撃を受けたら、その人を守る役割の人がいること
5. 会議におけるそれぞれの役割が明確になっていて、誰もがそれに同意していること

●会議に参加する人の役割
マネジャー(主宰者) 権限を持ち決定を下す
ファシリテーター 中立を守る議事進行係
 目的
  1. メンバー全員を共通の問題に集中させるにはどうしたらいいか
  2. 発言者を守り、全員に発言の機会を与えるにはどうしたらいいか
  3. 中立的な立場にとどまり、なおかつ信頼を勝ち得るにはどうしたらいいか
 方法論
  まず自分の役割をみんなに説明する
  
メンバー
書記
 会議メモをつくる。発言内容のみを記録し発言者の名前は書かない
 クレームがあっても自分を弁護しない

●インタラクション・メソッドのルール
マネジャーは議事進行してはならない
ファシリテーターは中立を守る

●集団思考を防ぐ11のポイント
1. 最初から外部の人間を巻き込む
2. 意地悪な質問をする係りを決める
3. 定例メンバー以外の人を参加させる
4. 会議のエネルギーを活用する
5. 地位の高い人の発言は最後に回す
6. インフォーマルな会合を持つ
7. 信用されるメンバーを選ぶ
8. 投票は最後の手段
9. 決断を急がない
10. 一晩考える
11. 対立するグループと共同作業する

●会議室を選ぶのはギフトボックスを選ぶようなものだ。大きすぎたら中に入れたプレゼントがかたかた動いてしまう。小さすぎたらプレゼントがつぶれてしまう
 小さい部屋にたくさんの人が集まると仲間意識が出てくる
 椅子はいらない
 テーブルはいらない
 半円形をつくる

●会議の基本的なタイプ
問題解決
意思決定
計画
報告
フィードバック

前ページ
IPイノベーションズ、浦山昌志著、eファシリテーションで最強チームをつくる!―ネット時代のチーム運営とはを読む
次ページ
大橋 禅太郎著、すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!を読む
 
  会議に必要なファシリテーションセミナーのページに戻る