Zoomの連携サービスを紹介します。第155回はZoomとIntellum (インテラム)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

導入が簡単なLMS、Intellum

当連載ではこれまで数々のラーニング・マネジメント・システム(LMS)を紹介してきました。ただ、そうは言っても導入は難しそう…と言うときに試したいのが今回紹介するIntellumです。と言うのも、英語圏のユーザーならばサポートがしっかりしているから。

やや長いですが、ウェブサイトから引用します。

It all starts by introducing a full-time, experienced learning professional who is fully ramped on the Intellum platform and ready to hit the ground running on day one. One part learning consultant, one part customer success manager, your dedicated platform specialist is an Intellum FTE who augments your existing team, can live with us or with you and owns day-to-day management and administration of the Intellum Platform.

フルタイムの経験豊富なラーニング・プロフェッショナルを紹介するところがスタートです。Intellumプラットフォームに習熟していますから、派遣されたその日から稼働できます。ある意味、ラーニング・コンサルタントとして、ある意味カスタマー・サクセス・マネージャーとして、IntellumのFTEは御社の社員とともに、日々のIntellumプラットフォームのマネジメントと管理業務を担います。

なお、FTEはFull Time Equivalentを指し、この文脈では正社員と同等の働きをする派遣社員を意味します。

外部の人材と正社員の境目がない時代

上述の説明、ちょっと違和感を感じた人がいたかもしれません。自社に導入したプラットフォームの管理業務に、外部の人(Intellumからの派遣)を使うの?と。しかし、このようなプロフェッショナル派遣社員は日本でも広まっています。たとえば、ソフト開発の分野ではもう当たり前のように外部の人間を登用するのは慣行となっています。あるいは、それ以外の分野でも、マーケティングや経理などのプロフェッショナルを、マネージャーなどの社内のしかるべき地位に就けるというのは始まっています。

「そういうのって正社員の仕事では?」と思う人もいるかもしれませんが、リモートワークが始まってからというもの、正社員と外部スタッフの境目が崩れているのが今の時代。正社員というのは、法律的・社会保険的な取扱をべつにすれば、

  • 情報共有ができる
  • 会社へのコミットメントがある

と言う前提がありました。情報共有は、機密情報でも安心して共有できるというのもありましたし、同じ空間で密な人間関係で仕事をしていると、「言わずとも分かっている」という状況がありました。しかし、リモートワークでは、「伝えないと伝わらない」という状況です。であれば、外部の人材と同じになります。

あるいは仕事へのコミットメントであれば外部のプロ人材の方がよっぽど持っている可能性もあり、上述のIntellumの派遣社員の背後にある考えなのです。

Zoom連携でリモートワークを加速

では、ZoomとIntellumの連携を見てみましょう。

The Intellum Platform’s Zoom integration gives your learners a seamless experience with virtual instructor-led events hosted on Zoom. Learners can now register for, and launch, live events directly from the Intellum Platform. No more remembering multiple logins!

Zoomとの連携によりIntellum上の学習者はインストラクターによるセッションに簡単に参加することができます。Intellumプラットフォーム上から、zoomミーティングに参加、きどうできます。何回もログインするためのパスワードを覚えておく必要はありません。

なお、上述のIntellumを熟知したプロ社員を派遣してくれることを考えると、派遣されたプロ社員と正社員の間でもZoomミーティングは必要になるでしょう。リモートワークが広がった時代、対面でのミーティングにこだわる必要はないのですから。

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