Zoomの連携サービスを紹介します。第46回はZoomとMemory (メモリー)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

リモートワークの誘惑に打ち勝つためのMemory

リモートワークが広がって、困るのが「誘惑」が多いこと。まさか仕事中にテレビを見る人はいないと思いますが、ウェブサイトにも誘惑はイッパイ。たとえばWikipedia。もちろんざっくりとした調べ物にも使えますが、中には「文学」と言えるぐらいの重量感と臨場感がある力作もあります。たまたまそんなのを目にしてしまった日には、時間を忘れて読みふけってしまうことがあります。ふと気づいて「アチャー」と思っても後の祭り。

あるいは、誘惑に打ち勝ったとしても、自身が「どのプロジェクトにどのくらい時間を使っているか」は気になるでしょう。よく80:20の法則と言われますが、成果の80%は自分の時間の20%から生み出されているのだとか。だとしたら、その成果を生み出す20%がどの時間帯か知りたくなります。これを20%から30%に増やすことができれば、成果が1.5倍になる理屈ですから。

ここに、ウェブサービスMemoryの存在意義があります。

すべての活動を記録する

Memoryは、もともとはウェブサービスTimelyから派生してできたものです。Timelyは、プロジェクトごとの時間管理ソフトで、「今日はこのプロジェクトに○時間使った」、「明日は□時間使おう」、「予定していたけれど、実際のところは△時間だった」などを記録することができます。

ただ、これって自己申告じゃないですか?そうすると、本当のところは何時間使ったのがぶれてしまいます。そこで、自動で測定/記録するニーズが出てきて、Memoryの開発につながったのです。

Memoryのウェブサイトで見てみましょう。

Timely automatically records all the time you spend in different work apps to create an infallible timeline of your day.  Capture everything — from documents and websites, to meetings, emails and GPS locations.

Timelyは、どのアプリで何時間使ったのかを自動的に記録し、漏れのないタイムラインを構築します。すべてを取り込みましょう。ドキュメントからウェブサイトまで、ミーティングやeメール、GPSのロケーションまで

なんだか監視されているようでちょっとドキッとしますが、仕事の生産性アップには役立ちそうです。

Zoomミーティングをますます効率的に

では、ZoomとTimelyの接続を見てみましょう。

Timely’s Zoom integration offers granular insight into all the time you and your team spend video conferencing. The full duration of every Zoom call you start or join will automatically appear in your private timeline, with a precise timestamp for when each call started and ended, as well as a note on who you spoke with.

TimelyをZoomと連携することにより、ビデオ会議であなたとあなたのチームが使った時間に関するインサイトを得ることができます。あらゆるZoomミーティングの時間や、何時から始めたかなどが自動的にタイムラインに現れます。開始時間、終了時間の正確なタイムスタンプとともに、誰と話したかも記録されます。

Zoomミーティングは、移動時間の削減など対面でのミーティングよりも効率化に貢献できる側面があります。でも、ダラダラとやってしまっては意味がありません。この観点から、Memoryは便利なサービスです。

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